Raspberry Piを使って遠隔ルーターの監視装置を作ってみた。


きっかけ

遠隔ルーターの監視装置がほしいと唐突に思いたったのでラズパイを使って簡単に作りました。

ラズパイを有線で設置場所のルーターに接続し、その後、遠隔地のWi-Fiからもアクセスできるようにします。

使うもの

  • Raspberry Pi 3
  • マイクロSD 64GBのもの
  • Mac
  • モニター
    • 最初のセットアップ時のみ必要
  • モニターのケーブル
    • Raspberry Pi側がマイクロHDMI-HDMIケーブルを使用
  • マウスとキーボード
  • USBハブ

以上になります。

やること

まずRaspberry Pi OSをダウンロード

Raspberry Pi OSのダウンロードリンク

MacだとHomebrewでいける

brew install --cask raspberry-pi-imager

マイクロSDは何も入っていない状態にして、

ハブをつなげてマイクロSDにRaspberry Piのイメージを書き込む

書き込むイメージは使っているものに合わせてください。

今回はRaspberry Pi 3を使用したのでこれの64bit版を使用していきます。

書き込みが終わったらマイクロSDを取り外して、ラズパイに差し込みます。

モニターが起動したら各種設定(パスワードなど)について聞かれるので、それらを完了させてください。


sshで接続できるようにする


まずラズパイの設定をGUI側で変更

これを img_1519.jpg} こう img_1520.jpg}

これだけでssh接続ができるようになるので、ターミナルで下を打ち込む

ssh 初回起動時に設定したユーザー名@raspberrypi.local

パスワードは初回に設定したパスワードになります。


sshキーの追加をする


パスワードなしでも接続できる & セキュリティ的によくないのでsshキーでログインできるようにしていきます。

# 鍵を入れるフォルダを作成
mkdir -p ~/.ssh

# 自分にだけ権限を与える
chmod 700 ~/.ssh

# 作ったキーをラズパイに追加
ssh-copy-id 初回起動時に設定したユーザー名@raspberrypi.local

そしたら主電源とマイクロHDMIケーブルを外して、モニターの電源を消します。

そして使用するルーターとラズパイをLANケーブルで繋いで設定していきます。


sshの設定を修正


ラズパイの中にはいって設定していく。

sshd_configを書き換える。

# sshd_configの中身を編集
sudo vim /etc/ssh/sshd_config
# パスワード認証を無効にし、公開鍵認証のみを使用する
PasswordAuthentication no

# 公開鍵認証を有効にする
PubkeyAuthentication yes

# root ユーザーによるsshログインを禁止する
PermitRootLogin no

# 空のパスワードを使用したログインを禁止する
PermitEmptyPasswords no

# ポートの番号を書き換える(元々コメントアウトされているものがあるのでそれを書き換える,22以外の方が良い)
Port ポート番号


遠隔から操作できるようにルーターの設定を変更


まず最初にポートフォワーディングしていきます。

ルーターによって設定は異なりますがYAMAHAのルーターだとこんな感じです。

ポート解放の設定の項目にて

プロトコル→tcp

ポート番号→設定したいポート番号

内側アドレス→ラズパイのローカルIPアドレス

を設定します。

そのあとは下記サイトなどで接続元のグローバルIPアドレスを確認してください。

確認くん

# これでポート番号を指定すると接続できる!
ssh -p ポート番号 ユーザー名@グローバルIPアドレス

接続されているかどうか確かめるだけであればデフォルトのiwconfigだけでも確認できるかと思います。

とても簡単にできました。



ラズパイに関してのその他の記事もかいてるのでよかったらみてください。↓

ラズパイにVNCを導入した①

ラズパイにVNCを導入した②

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